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[資料集]平成23,24年度 都中音研授業研究「中間発表会」

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> 中学校学習指導要領 音楽科の改訂のポイント:新学習指導要領編 No28


「コロナ禍における音楽科授業の在り方」
 ―歌唱等の活動における留意点―(提言)

歌唱活動や合唱は、生活や社会の中で音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力を育み、学級や学年、学校や地域の繋がりを深化させてくれる、かけがえのないものです。 どんなに困難な時代にあっても、この真摯な活動を停滞させることなく継続させ、発展させていくことが、何よりも大切なことです。

しかし、歌唱活動や合唱には、新型コロナウイルス感染症の感染やクラスター発生のリスクが存在します。そのため、歌唱活動等を起因とする感染拡大やクラスターが発生することのないよう、常に指導する教員と生徒の安全と感染拡大防止を最優先として、慎重に判断し活動いただくようお願いいたします。また、生徒の意思を尊重し歌唱活動等への参加を強制しないこと、管理職、所属職員、保護者の理解や同意を得ることなどにもご留意ください。

東京都中学校音楽教育研究会は、各地区教育委員会等当局が、歌唱活動等を禁止するのではなく、また停滞させるのではなく、どのような対応策を講じれば、歌唱をはじめとする表現活動を実施し、今後に継続できるのか、各校の音楽科教員と共に真摯に向き合い、解決策を見出し実行することを強く求めます。歌唱活動等を継続させ、音楽活動の楽しさを伝え、音楽を愛好する心情を育むことが、私たち音楽科教員の責務なのではないでしょうか。

【コロナ禍における歌唱活動等の留意点】

1. マスク*1は飛沫拡散防止の効果があるため、原則、着用することとします。

2. 歌唱している生徒同士の間隔や、指導者・伴奏者と生徒との間隔、発表者と聴いている
  生徒等との間隔は、マスクを着用している場合であっても、前後方向及び左右方向とも
  にできるだけ2m(最低1m)*2 空けます。

3. 立っている生徒の飛沫が座っている生徒の顔へ付着する飛沫感染のリスクを避ける
  ため、立っている生徒と座っている生徒が混在しないようにします。

4. 連続した練習時間はできる限り短くします。常時換気を原則とし、
  窓等を対角方向に開け、十分に換気を行います。飛沫感染に留意し、
  近距離での大声を徹底的に避けます。

5. 歌唱時のマスクの着用により息苦しくなるなどのケースでは、十分な距離(最低2m)
  をとってマスクを外して行うことも考えられますが、地域の感染が拡大しているような
  場合には、マスクを着用しないで行う歌唱活動を一時的に制限するなどの対応も必要
  です。

6 屋外で、十分な距離(最低2m)を確保して、向かい合わずに行う場合には、
  マスクを着用せずに行うことも考えられます。屋外に準じる程度に十分に換気の
  行き届いた空間(双方向の窓を全開している場合や、換気設備が整っている場合等)
  においても、同様とします。


*1 ここでいうマスクは、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の予防」の啓発資料による正しいマスクの着用(鼻と口の両方を隙間がないよう覆った)にのっとった形状のものをよぶ。不織布マスクが望ましい。

・マウスシールド、下部の開放が広いマスクなど、隙間のある形状のものは該当しない。

・フェイスシールドについては的確な取扱いを行わないと感染を拡大させてしまう危険
 があり、専門的知識のない生徒等が扱うことは危険であるので、歌唱活動においての
 着用は推奨しない。

*2 令和2年7月30日厚生労働省第4回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料「緊急事態宣言解除以降の感染拡大の傾向」によると、「感染リスクが高かった環境は、宣言解除前と同様に、いわゆる『3密』と『大声』であった。(中略)『3密』と『大声』に関連する感染経路として、最近になっていわゆる『マイクロ飛沫感染』が世界的にも重要と認識されてきている。」とあり、さらに令和2年8月24日発表「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」(課題代表者 理化学研究所/神戸大学 坪倉誠)では、スパーコンピュータ「富岳」によるシミュレーションとして、歌唱時のワーストケースを想定したステージ上での飛沫・エアゾルの拡散の様子(下図)を見るとtime1.15sで1mに拡散しTime22.55sでは発声者から2.68m、幅1.54mに渡ってエアゾルが拡散浮遊していることが確認できる。

 

(2021年6月)

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