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基本方針

 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため学校休業が長期化し、全都の音楽科の先生方に於かれましては、日々その対応のためお忙しい毎日をお過ごしのことと存じます。特に音楽科においては、東京都教育委員会の感染症予防ガイドラインでは音楽科の授業の中での歌唱活動や管楽器(リコーダー等)演奏は行わないこと、又は十分に配慮することと示され、急遽年間指導計画の見直しを迫られるなどその対応に苦慮されているかと思います。生徒の安全を第一に各校で創意工夫したカリキュラムの再編成を行うなど取組んでいただければと思います。
 さて、新学習指導要領全面実施まで、あと1年を切りました。令和3年度より新学習指導要領が全面実施となります。これに向けて令和2年度は各自治体の教科書採択の年となります。自治体ごとに教科書採択の調査等で関わる先生方もいらっしゃるかと思いますが、是非とも平等、公正で適正な教科書採択となりますようお願い申し上げます。

1 令和2年度本研究会の活動の重点について

(1)「新学習指導要領解説の内容を周知し普及啓発を図ること」

音楽科で育成を目指す資質・能力が「生活や社会の中の音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力」と規定され、そうした資質・能力の育成を目指すために「知識・技能」「思考力、判断力、表現力等」「学びに向かう力、人間性等」の三つの柱に沿った目標が示されました。このことにより生徒が教科としての音楽を学ぶ意味が一層明確になりました。学年の目標についても、教科の目標の構造に合わせて、3つの柱で整理されています。
 また、内容構成については従来と同様に、「A表現」「B鑑賞」及び〔共通事項〕で構成されました。指導する内容自体について大きな変更はなかったものの、「思考力、判断力、表現力等」「知識」「技能」のそれぞれの資質・能力に対応するように構成され、それによって指導すべき内容が一層明確になっています。移行期においてはこれらの点をきちんと踏まえながら、自らの授業について振り返り、指導の改善を図っていきます。


(2)「新学習指導要領の全部または一部を実施すること」

音楽科においては、指導する内容については現行学習指導要領からの変更はほぼなく、学年度の学習すべき内容に支障を来さないため、容易に移行することが可能です。新学習指導要領の基本方針や趣旨を踏まえた授業改善を計画的、段階的に進めながら、授業の内容を考えていくことがとても重要となります。現行の教科書等を使いながら「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に取り組んでいきます。

(3)「学習評価は現行の観点で進めるが3観点による評価方法を習得すること」

移行期における学習評価については、新学習指導要領の内容で指導しても、現行の評価規準の4観点を用いることに留意する必要があります。但し、令和3年度の全面実施以降は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点で評価することになっています。文科省国立教育政策研究所から「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料が発行されました。この資料を活用し、本研究会においても次年度以降3観点評価に円滑に移行できるよう先生方へのサポートに重点を置きます。

2 研究主題及び基本方針


令和2年度 東京都中学校音楽教育研究会

◇研究主題◇ 『体的・創造的に表現・鑑賞し、
      音楽文化の理解を深める授業を目指して』

        〜鑑賞の授業における、新しい学習指導要領に即した
          指導と評価の一体化の工夫〜


(1)主題設定の理由

  来年度より全面実施となる学習指導要では、改訂の基本的な考え方は以下のように述べられています。
・感性を働かせ、他者と協働しながら、音楽表現を生み出したり音楽を聴いてそのよさや美しさなどを
 見出したりすることができるよう、内容の改善を図る。
・音や音楽と自分との関わりを築いていけるよう、生活や社会の中の音や音楽の働き、
 音楽文化についての理解を深める学習の充実を図る。

また、育成を目指す資質・能力を
ア「何を理解しているか、何ができるか(生きて働く『知識・理解』の習得)
イ「理解していること・できることをどう使うか(道の状況にも対応できる
 『思考力・判断力・表現力等』の育成)
ウ「どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか(学びを人生や社会に生かそうとする
 『学びに向かう力・人間性等』の涵養)
とし、教育課程全体を通して目指すものとしています。

以上の改訂の趣旨をもとに、都中音研では音楽科に求められているものは
1.感性を働かせ、他者と協働しながら、音楽表現を生み出したり音楽を聴いて
  そのよさや美しさなどを見出したりすることができる授業。
2.音や音楽と自分との関わりを築いていけるよう、生活や社会の中の音や音楽の働き、
  音楽文化についての理解を深める授業。
であるとして、研究を続けてきました。

今回の学習指導要領改訂にともない、4観点であった音楽科の学習評価が『知識・理解』『思考力・判断力・表現力』『主体的に学習に取り組む態度』の3観点に整理されました。そこで今年度は、研究主題は昨年のものを継続し、副主題として「鑑賞の授業における、学習指導要領に即した指導と評価の一体化の工夫」としました。これは学習指導要領の全面実施を前にして原点に戻って研究をすすめることが必要と考えたものです。
具体的な研究内容は


・ 学習指導要領の具体的な内容の理解と、評価についての基礎研究。
・ 学習指導要領改訂の重点である「主体的・対話的で深い学び」の視点を中心とした、
 「学習内容のまとまり」と「評価の観点」がつながる授業づくり。

として、授業の提案をいたします。
また、昨今の社会情勢により、タブレットなど ICT 機器が活用できる環境が整えられることも考えられるため、「主体的・対話的」について新しい手立てが生まれる可能性や、従来にはない新しい授業形態で行う授業なども想定されます。それらも必要に応じて検証していく予定です。

(2)基本方針

【基本方針1 授業研究】
次年度の新学習指導要領全面実施に向けて、都中音研授業研究部として、
音楽科授業の質的な充実を目指し、研究活動・準備活動の推進を強化します。


ア 授業研究部の活動内容を地区理事が各地区教研に於いて伝達周知するとともに
  ホームページを活用し全都会員に広く公開します。

イ 1年毎に重点項目を設定し、事前研究、実技研修、研究講座、授業研究、研究授業などを通して、
  重点的に音楽科授業研究を行い、課題解決に臨みます。

ウ 本年度の研究成果を冊子にまとめ全都の音楽科の先生方に配布します。


【基本方針2 人材育成】
授業研究と専門研修の企画推進に努め、研究、研修参加者の拡大を図り、
計画的な研究体制の構築と都中音研の活動を支える人材確保に努めます。


 ア 研究の中心となり、授業研究などのリーダーとなれる授業研究部員を
   拡大・育成するとともに、各地区の若手・中堅教員の授業力向上を図ります。

 イ ホームページや会報誌「ストレッタ」を活用し、授業研究や専門研修の情報発信を積極的に行い、
   研究活動の充実と成果の拡大を目指します。

 ウ 東京都教職員研修センターとの連携を通し、指導や支援を得ながら
   研究会の内容向上を目指します。


【基本方針3 他音研との連携】
新学習指導要領全面実施に向けて、他の音研と綿密に連携しながら、
準備活動を推進します。


ア 都小、高、大各部会との連携を進め、連続性・系統性のある研究を推進します。

イ 各全国地区大会の資料を収集し、大会での情報や研究内容を今後の研究に活かします。

 

以上3つの基本方針を本研究会活動の要とし、今年度の事業を更に発展・充実させていきます。会員の皆様方とともに子供たちのための研究を更に深めていきたいと思いますのでご理解、ご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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